2019年1月16日(水) ゆりの木ホール3階にて稽古が行われた。参加者は米田さん、滝上さん。プレ公演を終えてから初めての稽古だった。

12:28 変更した部分を、歌詞を口ずさみながら確認。

二人が背中合わせになり、力をかけ合いながらしゃがむ動きが上手くいかないようだった。

滝上さん:鏡見てるからいつも!実際無いじゃん(窓を指して)こんなの。

米田さん:え、でもこれ鏡って言える?(笑)

滝上さん:でもうち見てるよ。

米田さん:嘘~(笑)

滝上さん:場所確認してるもん

米田さん:え、そうなの

滝上さん:だから(見えないと)怖くて体重乗せられない

窓を鏡代わりに使用するのはダンサーあるあるなのだと思った。

その後は「ちょっと近くない?」「そこそこの距離で」と二人の距離を微調整しながら寄りかかる感覚を掴んでいた。

12:34 曲をかけて通す。

通す前に滝上さんが足を使って舞台の広さを測っていた。プレ公演を経て空間を意識しているそうだ。

想像していたよりも舞台面が狭かったらしく、2人の動きの導線や位置関係を確認していた。

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12:37 通した音にそれぞれ気になる部分を確認

プレ公演で目線についての指摘があったらしく、二人で話し合っていた。基本的には滝上さんが一方的に米田さんを見ることになった。

12:43 もう一度通す

【押す/押される】【引く/引かれる】という二人の動きが何度かあり、作品のストーリーや二人の関係性が見えてきた。

二人とも3分間ほとんど動きっぱなしなので、何度も通すのは大変そうだった。

12:47 気になった部分を再び確認

視線については滝上さんが一方的に見ていると振りを間違えたように見えてしまうので、見るタイミングを決めることになった。12:51 振りを揃える作業

カウントではなく、全て歌詞と音で振りを揃えていた。

踊りながらだと自分たちの動きが揃っているか分かりにくいようで、「影見てやって良い?」と米田さん。床に写る影を鏡代わりに使い、振りのタイミングや腕の軌道、形などを合わせていた。

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13:03 曲をかけて通し

サビ前の“待ってる”という歌詞の促音までリズムを取って踊るなど、部分部分の音の捉え方が細かく面白い。

今回の稽古ではプレ公演で作品を見たスタッフからのフィードバックを参考に、本番に向けて作品をバージョンアップしていた。また、本番と同じサイズの舞台面で踊ったことで稽古でも本番を想定して踊ることが出来たのではないだろうか。二人の踊りと表現で眼科画廊の地下空間がどのように彩られるのか楽しみである。

(担当 川村夏子)