2018年12月20日昼休み。新座キャンパス6号館の2階にある“ロフト1”という特別教室で稽古が行われた。今回の参加者は、出展者の杉本さん、出演者の松隈さん、嘉川さんの出演者全員。

12:25 稽古開始

曲をかけてタイミングを確認。音をきっかけに動き出す部分を、実際にその音を何度も聞きながら確認していた。

3人が別々の踊りを同時進行で行う部分の振付を、杉本さんが二人に順番で教える。

踊りのタイミングは全て曲のカウントに合わせられている。

踊り方のニュアンスなども既に決まっているため、振り写しがスムーズに進んでいく。

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12:37 3人のユニゾン部分の振り入れ

伸びやかな振付が多い印象を受けた。

「5(カウント目の)頭で……」など、細かいタイミングの指示がある。

本番を想定してそれぞれの動きの導線も説明していた。

12:42 最初からカウントで振りと動き出しのタイミングを確認

松隈さんと嘉川さんも実際に踊っている中で出てきた疑問点を杉本さんに質問していた。

杉本さんがカウントを声に出しながら曲で最初から通す。

同じ音が続くので一度カウントを見失ってしまうと修正するのが難しそうだった。

伸びやかな動きの中にも緩急があり、見ていて気持ちが良かった。

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12:53 杉本さんのソロから通し

カノンと揃える振り交互に組み合わせた構成。

観客に聞こえるくらい大きく呼吸をして欲しいという指示があった。

手だけの動きが何回か見られたが、柔らかい動きやキレのある動きなど、ニュアンスに違いがあり見飽きることがなかった。

12:56 稽古終了

振りは完成。12月中に手直しを終わらせ,1月中に磨いていくそうだ。

前回見学した稽古の時よりも3人の距離が縮まっていたように感じた。振付を作っている杉本さんが2人に一方的に教えるのではなく、教えられた振付に対して2人が細かく質問していて、3人の意見で振付が完成されていく様子が見られた。今回の稽古で振り写しが全て完了したということで、今後どのように踊りや表現が磨かれていくのか楽しみだ。

(担当 川村夏子、杉本音音)