2019年1月28日(月)早宮地域集会所にて稽古が行われた。参加者は出展者の岩城さん、出演者の柳谷さん、西さん、中根さん、向井さん、そして映像担当の石原さん。
19:00 場当たりと映像を確認しつつ、前回の復習を始める。
小瓶を置き、センターの位置を決め、岩城さんの指示で最初から流れを確認する。
最後の出演者の挨拶はどうするか、作品制作者の岩城さんが舞台上に出てくるか否か決めていた。
19:12 映像・音も含め本番通りに通す。
19:29 通し終了。岩城さん、気になった部分にコメントしていく。
岩城:「今日全体的にみんなの動きが速くて。何だろう。速くて良くなったところもあるんだけど、速すぎて軽く見えすぎるところも多くって...」
「良い意味で慣れてきてて、緊張感が出てる感じ、戸惑っている感じがあまり見えなくなってきて良いなって思ったんですけど。前にゆきみ(中根)に言った一瞬アクセントをつけるじゃないけど、こうこういうのでこう動いてたら一瞬・・(岩城さんが皆に動きを見せる)みたいな。これが速すぎると誰もついていけなくなるんだけど一瞬なんかフッってなる瞬間がゆきみちょっと早すぎるかも。立ったら下がるってきっかけ感がすごすぎたのでもうちょっとやっていいかなって思った。」
19:40 映像を石原さんと確認。
岩城:「映像って最後あんな感じですか?」
石原:「ちょっと実験だけど、こういうのかなと思った。一番こう攻撃力がない感じで良いかなと。(映像を見せながら)これはほぼ完成でこっちは試してみて決めようって思って。これはもう出してから考えようと思ってて。でもなんかさかさか動いてるやつよりもある程度ぬるぬるしてるほうが良いのではないかと私の中では思ってる。」
岩城:「ダンサーが見えなくなっちゃうからね」
映像も話し合いながら試行錯誤をしている様子が伺える。
19:49 柳谷さんが西さん・中根さんに体重を預けるパートを確認。
岩城さんは柳谷さんが西さん・中根さんに体重を預けきれていないことを指摘していた。
岩城:「やっぱり寄りかかるの軽すぎる。」
岩城さんが近くに行き、実践してみる。
「落ち着いて~。欲を言えば姉さんがもっと足を上げてくれればいいなあ。」
柳谷:「ひ~~~~!」
岩城:「みんなで一緒に仲良くやってください!(笑)」
実践。やっぱり上手くいかない。
岩城:「(中根・西を)信用してあげて!」
柳谷:「こわいよ~!」
練習を繰り返す。自分の全身の体重を相手にかけるのはやはり難しそうだ。
3人の気持ちが一つになることが重要みたいだ。柳谷さんが体重をかけた後の手の位置まで詳細に決める。これも体重を預けているように見せる工夫点の一つのようだ。
会期まで1週間を切り、本番まであと少しとなった。映像やノイズを使った機械的な雰囲気が印象的なこの作品は、独特な緊張感のある空間で観に来た観客はぞくぞくするような感覚を味わえるだろう。3日後に迫った上演が楽しみである。