2018年11月11日(日) 10:00~ゆりの木ホール3階にて。全体的を通しては3回目の稽古だった。参加者は、作品制作者の豊田さん、出演者の和久津さん。

10:05 話を交えながらストレッチ開始。

 前回の内容を振り返りつつ、今回やることを話す。実験的にやってみるそうだ。

10:11 会場を想像しながら動いてみる。

 豊田さんが動きのイメージを伝える。レモンを絞るような動作。和久津さんはその動作にリズムをつけていく。

和久津さん:雰囲気は暗い感じ?

豊田さん:暗くなくていい。でも笑わない。 「日常的に」やっている感じ。

本番でも実践できるよう動画を撮る。

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10:20 別の振りに移る。

 この振りは音に合わせるのではなく、ダンサーそれぞれのペースで動くことに重きを置いていた。 フロアの振りの流れがとても良い。 頭から引っ張られるように走る振りにメンバーが苦戦しているようだった。 身体のどこを使うのか、意識はどこにあるのかを明確に伝えていた。

10:28 1回通す。動画で記録。

10:33 出演者の西さん振付のパートを練習。

 今までのパートとは雰囲気が違う、可愛らしい曲。音に合わせて痙攣の動作をするのが難しい。

10:40 最初の1×8を何度も繰り返し練習。

 ジャンプに重みを出すのが課題のようだ。音、動画で始めから振り返る。

10:47 別のシーンへ。

 音をかけてイメージを伝えながら軽く動く。 顔の角度やどこを起点に動くのかなど細かい部分を修正。再度実践。

10:57 クラシックバレエのタンデュを取り入れた振り。

 タンデュ(ひざ、足先を伸ばし前後左右に足を出す)の動作をしてみる。 ただやるだけではなく、5人という人数を活かした構成を考える。 クラシックバレエレッスンの曲をかけながら、こうすれば面白い?やりやすい?と話ながら動いてみる。「レッスンあるある」で盛り上がり、和気あいあいとした雰囲気だ。

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11:10 選んだ曲をかけてやってみる。

 いつものレッスンの感じでやってほしいと豊田さん。バレエ経験が豊富な2人の動きは美しく、息も合っていた。

11:19 前回の動画を見ながら、どうすれば5人で動きを合わせられるかを考える。

 この振りは全員で「揃える」ことにこだわるようだ。

11:21 できれば無音でタンデュをやりたいという豊田さん。2人で無音でやってみない?と和久津さんが提案し、実践してみる。動画を撮り、確認。

11:24 稽古終了。

 制作者が一方的に振付をするだけではなく、ダンサーの個性や意見を尊重して一緒に作品づくりをしているのが印象的だった。 今回は2人での稽古だったが、これから5人のダンサーによってどんな色付けがされていくのかが楽しみだ。

(担当:中根佑希海、杉本音音)